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令和4年度11月

「レオパレス総会 暴力言動 乗っ取り屋の一部始終

〇大、闇の首領
プロローグ
日大の首領(ドン)と呼ばれた田中元理事長の逮捕・辞任に至るまでのドタバタ劇は、皆 さんの記憶に新しいところであろう。 読者の皆さんもこの一連の報道を耳にして、マンモス学校法人が理事長一極体制になっ てしまうと、ここまで深刻な利権の吹き溜まりを生んでしまうことにさぞ驚愕したのでは ないか。そしてこんなことが長年まかり通ってきた腐敗しきった体質に触れると、戦後復興 から高度成長へと突き進んだ「昭和」という時代に栄華を極めた陰に、着実に蝕まれていっ た存在を感じずにはいられない。 昨今は、若者の間で古き良きは“エモい”という感覚らしく、俄かに『昭和レトロ』ブーム が湧き起っている。その一方で、この田中理事長の辞任劇は、悪しき慣習をも生んでしまっ た昭和の黒歴史に終止符を打つような出来事である。日大の首領という一人の儚き人生を 通して、栄枯盛衰をしみじみと感じ入ってしまったのは私だけであろうか。 そんな首領田中氏終焉の記憶が薄れ始めた本年 7 月、筆者のもとにとんでもない情報が 舞い込んできた。 「田中氏を凌ぐ大物がいますよ。これまで生き延びてきたのが不思議なくらいの経歴です」 時折ネタを持ち込んでくる情報筋からの一報であった。 「やっぱりそれはどこかの学校関係者??理事長とか?」 「いえいえ、日大の田中元理事長と違うところは、大学の『闇の首領』と言ったところで すかね。」 「闇のドン・・・」 何やらきな臭い話になりそうな予感に戸惑いつつ、取材を始めてみることにした。

荒れに荒れた株主総会
事の発端は令和 4 年 6 月 29 日に開催されたレオパレス 21 の株主総会である。 すべての報告事項と決議事項が承認され、議長が出席の株主に向けて質問を受ける旨を宣 言した途端である。 「はーい、はい、はい、はい…」 「質問させろよー、おらー」 「一番先に、挙げてんだよ、こらー、おい」 「何とかしろ、この野郎」 「おい、おっさん」 示し合わせたかのように 20 名近い出席者から一斉に怒号が飛び交う。 議長は事態の収拾に努めようと「不規則発言はおやめください。株主様、着席してください」 それでもなお、ヤジや怒号が収まることはない。 「繰り返します。不規則発言はおやめください。株主様、株主様、議事進行の妨げとなる ようなことがないようにお願いします。議長の指示に従っていただけない場合は、退場し ていただく場合もございます。」 「マイク入れろ、この野郎」 「なめんな、この野郎」 益々ヒートアップして収まる様子はない。 「着席してください」 「これは手を挙げた順番とかではございません」 議長の声がむなしく響く。 「何言ってんだ、この野郎」 「受付けろー」 議長が質問を受け付け始めてから 4 分が経過した。この間、怒号が飛び交い続けたので ある。国会の強行採決のシーンでさえ、これほど長い時間、ヤジや悪態をついている野党 議員の姿を目にしたことはない。 何しろ国会と歴然と違うのは、言葉が汚すぎて聞いている者を不快にさせるということ だ。 そんな混乱を極めていた議場の空気を一変させる発言が良識ある株主から発せられた。 「ちゃんと、あの、指示してください、早く、指示してください。ちゃんと指示してもら わないと駄目です。」「ちゃんと指名して」 議長が徐々に冷静さを取り戻して「はい。先ほど言いました通り、これは手を挙げた順番と かではございません。」 「勝手に決めるんじゃないよ」 場内から拍手が湧き起こる。 「この議事進行に皆様のご賛成の拍手があったと認識して…」 「ないよー」 「何言ってんだ、こらー、何が議事進行だ」 「不規則発言はおやめください。議長が指名した場合に、ご発言いただきますのでそれ以外 の発言はおやめください。もう一度警告いたします」 「警告じゃないだろう」 「議長の指示に従っていただかなければ、退場とさせていただきますので宜しいですか?」 ヤジや怒号がなおも続くが、場内にこれを掻き消さんばかりの拍手が響き渡る。 改めて株主を指名して、最初の質問者がマイクの前に立ったのは、議長が質問を受付け始 めてから、実に 5 分 20 秒が経っていた。 企業にとっては、昭和 57 年の改正商法により利益供与が違法となり、利益供与事件が顕 在化するようになった。これを皮切りにその件数は減少していったものの 1 件当たりの 利益供与額が巨額化していったのである。そして平成 9 年に大手企業による巨額利益供 与事件が一気に噴き出し、引責辞任する経営陣も相次いだ。これらの状況に対処するため に同年政府は『総会屋対策閣僚会議』を開き、経済団体、所管官庁、警察、銀行・証券会 社などを巻き込み、総会屋の徹底排除に取り組んだのである。 こうして長年の懸案であった総会屋問題に一定の決着をつけ、各企業は現代のコンプライ アンス体制を確立していったのである。 以上のように総会屋と企業の長い闘いの歴史を逆行するかのような事案が、本年のレオパ レス定時株主総会で発生した。 それでは何故、時代錯誤も甚だしい昭和の負の遺産といえる連中が突如として跳梁跋扈し てきたのか。 実際の音声記録は、www.https//●●で確認。

70 年安保と大学の救世主???
時は遡ること 50 数年前、安全保障条約締結 10 年目を前に、70 年安保闘争が激化していく 中、安保見直しを求めるはずの学生運動が、いつしか大学に対する要望が増えていき、ス トライキを断行するなど、大学の自治をめぐる闘争へと変化していった。 この様に一層先鋭化していく学生運動に対して、大学側が執った策は、応援団や体育会系の 絶対的な上下関係(当時の体育会)と独特な連帯感を活用?して、暴力的な弾圧を図って いくこととなった。 先述の日大・田中元理事長は、左翼学生運動に対する暴力弾圧の急先鋒であったと言われ、 後の「関東軍」なる組織の実力部隊の総指揮者との記述をネットでも確認できる。いわば 田中氏は大学側からすると、功労者であり、『大学の救世主???』としての功績を以て 理事長まで上り詰めたと言っても過言ではないだろう。 さて、このような暴力弾圧は、当時の日大に限った話ではない。 レオパレス 21 の創業者・深山祐助氏の母校である拓大も例外ではなかった。 70 年安保が迫る 1968 年に拓大を卒業した深山祐助氏は、応援団に所属していた。その●期 上で空手部に所属していた先輩に恩慈宗武氏がいる。拓大の『闇の首領』と呼ばれる男で ある。この絶対的な上下関係が本年のレオパレス 21 の荒れに荒れた提示株主総会のバッ クボーンとして、隠然たる影響を及ぼしているものと筆者は推察している。 次号、闇の首領の正体は?(仮題)につづく

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