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令和4年度1月

兵庫の元請け会社役員ら、トラブル巡り、証拠隠滅のため下請け会社への窃盗容疑で検察送致

兵庫県が発注した姫路市内の建設工事を巡るトラブルで、元請け会社(本社・姫路市)の取締役ら3名が21年5月、下請け会社(同)の事務所に押しかけ、下請け会社従業員の制止を聞かず事務所内に押し入り、書類が入ったロッカー2台や段ボール箱などを軽自動車に載せて強奪。そのため、同年7月末、下請け会社は兵庫県飾磨警察署に窃盗容疑で告訴。同年11月、神戸地方検察庁姫路支部に検察官送致されていることが、本紙へ告発がありわかった。
元請け会社などが下請け会社など立場の弱い会社に対し、理不尽なことを要求するなど下請けイジメをしていることは全国で未だ多々あると思われる。
しかし、その優越的な地位故、下請け会社は結局は泣き寝入りすることがほとんど。結果、被害が表面化することは極めて稀だ。
そこで、本紙では神戸市の大手土木会社、コンビニ大手「セコマ」のケースなど、告発があり、事実関係がしっかりしているケースに関しては、これまでも出来るだけ取り上げている。
今回もそんな一例だが、それにしても、白昼、堂々と車で乗りつけ、事務所のロッカーと証拠書類を持ち去る(冒頭写真=強奪したロッカーを被告訴人が軽自動車に載せているところ)とは、窃盗というより「強盗」に近い行為といっていいだろう。
それにも拘わらず、未だ被告訴会社側は一切謝罪さえしておらず、告訴した下請け会社は、極めて悪質だとして実刑判決を求めている。

その元請け会社とは土木・建築・開発事業の「臨海建設工業」(岩田大輔代表取締役)。
送致された3名の内の取締役とは、植田隆士氏のこと。もう一人は、告訴会社の元社員、加古川市在住の岡田真一郎氏(54)。このトラブルになった建設工事中に臨海建設に移っていることから、今回の証拠書類が出先事務所ロッカーにあることがわかったわけで首謀者との見方も。
告訴状などによれば、植田取締役らは21年5月18日午後4時20分ごろ、告訴会社の姫路港飾磨貨物倉庫新築工事現場南側の事務所において、前述したローカーなどを持ち去ったという。
告訴した下請け会社は、兵庫県が臨海建設工業に発注した姫路港飾磨貨物倉庫新築工事を20年9月、約2億円で請け負う。
ところが、工事中に地中障害(土壌汚染等)があることが発覚。その処理を巡り、工事をそのまま続行すべきという臨海建設工業と、中止すべきという告訴会社と意見が食い違いトラブルになっていた。
「請け負った工事は倉庫3つの建設で、すでに2つは完了していた。だが、臨海建設側は3つ完了していないとして一切の支払い拒否を表明していた。持ち去られた証拠というのは、本工事に関する書類。
地中障害物に関しては、その処理で追加の工事が必要になり、兵庫県からの発注額は約2億6000万円に増えていたが、県の担当者と臨海建設工事側との癒着疑惑も出ていて、数字の改ざんなどがあり、なおさら臨海建設側は告訴会社側が持っている書類を回収したかったようだ」(関係者)
告訴に至る経緯のなかで、県側も告訴会社に対し、「文句をいっていたら入札ランクはいつまで経っても上がらないよ。皆、いうことを聞く」旨の疑惑発言をしていたという。










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