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平成31年度7月

武田病院グループ(京都)で、注目の訴訟が係争中

一昨年には反社会的勢力との関連で捜索を受け、昨年は大阪国税局の調査を受けた「武田病院グループ」(京都府)において、別件の、しかし注目すべき訴訟が京都地裁で係争中であることがわかったので報じる。
京都府下に9つの病院を持ち、その総病院規模は府下一番といわれる武田病院グループーーその中核病院である武田病院(ベット数384)=冒頭写真は京都駅前の同病院=などを経営する医療法人財団「康生会」と顧問弁護士が、同財団に所属していた医師に提訴され係争中というのだ、
何があったというのか?

 原告医師は昨年9月、医薬品医療機器等確保法違反(健康食品を並行輸入で米国から入手したところ、その食品成分のなかに指定薬物成分が含まれていた模様)で逮捕、勾留されていた。(横写真=武田病院グループの武田隆男会長)
私選弁護人が別にいたにも拘わらず、武田病院の顧問弁護士が、「両親からの承諾をもらっている」、「弁護人になろうとする者だ」などと虚偽の事実を告げ原告医師に接見。そのなかで、「今、退職届けを出せば保釈で出られるかも知れない」、「退職することで社会的制裁を受けたことになり情状も有利に働く」などといい、原告医師に退職を強要したという。
もっとも、原告医師は退職を拒否。そして嫌疑不十分で不起訴となっている。ところが、不起訴にも拘わらず、武田病院側は懲戒解雇にしたという。
このため、原告医師は今年1月に提訴。懲戒解雇は不当であり、また前述したように顧問弁護士は違法に原告と接見し退職届け提出を強要したなどとして、いまも被告康生会に雇用されているとの地位確認、それに顧問弁護士の不法行為で精神的苦痛を被ったりしたとして慰謝料、未払い賃金などの支払いを求めている。
「該顧問弁護士は当然、原告主張は事実ではないと否定している。しかし、顧問弁護士の様子がおかしいと思った担当検事が私選弁護士に電話を入れ事が発覚。その私選弁護士は原告側に立ち、今後、証人尋問にも応じる用意があるようです。
 実は当時、この原告医師の親も康生会武田病院を相手に別件訴訟で提訴し対立していた。そのため、武田病院側は原告医師も敵と見做し、これ幸いに退職を強要したと見られます」(事情通)
いずれにしろ、この顧問弁護士が原告医師と接見していることは接見記録からも明らか。そして親と訴訟中だったということは、利益相反になるので、この顧問弁護士が原告医師の弁護人にそもそもなり得ないことは明白だ。
繰り返すが、この訴訟は、武田病院顧問弁護士の立場にある者が、検察に身分を偽り接見したことをも争うもので、そこまでして原告医師を切ろうとしたことは、これまでの原告主張には出ていないさらなる闇、例えば武田病院グループの脱税などの違法行為を知り得る立場にあり、またそれらを告発される可能性があることを恐れ口封じしようとしたのではないかとの見方まで出ている。
というわけで、この訴訟の今後の展開が注目される。
ちなみに、原告医師親族は、所属する京都弁護士会にこの顧問弁護士を懲戒申し立てした。ところが京都弁護士会は不問に付したことから、現在、日弁連に異議申し立て中だ。この京都弁護士会の対応、検事から電話を受けた私選弁護士が懲戒申し立て側に立った「陳述書」まで出しているのに審議さえしないことから、誰のために忖度したのか、または何らかの政治的圧力があったのではないかとの見方もある。
これで何らお咎めなしでは、勾留され精神的に弱っている者に、対立する側が意が通じる弁護士を接見させささやかさせれば有利に事が運ぶ可能性もあり得るわけで実に恐ろしい話ではないか。










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